独立・起業演習 〜零細企業の作り方〜 » 事業選択

できれば慣れた分野で

 独立・起業を考えられる場合、すでに社会で働いておられるケースも多いでしょう。そうであれば、これまでの経験が活かせる分野で事業を組み立てると、成功の確率を高められると思われます。
 もちろん、それまで在籍していた企業とまったく同じ事業をされる場合、競業禁止的なトラブルが起こりかねませんので、可能であれば友好的関係を築かれた方がよろしいかと。
 なお、会社員としてやっていたことと同じ事業を選択する場合、競業的な問題がなかったとしましても、特に大手企業に勤められていた場合、会社の看板がなくなった状態での事業遂行となりますので、それまでよりも受注ができにくくなったり、想定した売り上げが出なかったり、という状況になるとも聞きます。
 また、かつての取引先の担当者さんに営業をかける際にも、独立前には会社同士という意識での付き合いだった可能性がありますので、まったく同じ人間関係ではない(端的に云うと、冷たくあしらわれる)ケースもあるかもしれません。
 このあたりは、どれだけ生身の個人としての人間関係が築けていたかということになりますが、覚悟しておいた方が、そうなってしまった場合のショックが軽く済むかと。
 
 なお、繰り返しになってしまいますが、慣れた分野での起業であっても、売り上げ見込みや、かかる費用の予測は大きくぶれる可能性があります。いい方向にぶれる分には問題がないのですが、下にぶれるとピンチに陥りかねませんので、いくつかの別事業を手掛けるか、少なくとも検討は進めておかれることをおすすめいたします。

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